テレビ局内の事情に詳しいテレビプロデューサーの鎮目博道氏は、このように語る。

「読売テレビには“東京に負けない面白い番組を作っている”という自負があります。それだけに、全国ネットの枠を東京に奪われることには強い抵抗感があるでしょう」

 プライドだけでなく、制作現場の雇用という現実的な問題ものしかかる。

「平日帯の生放送ですから、読売テレビを通して多くの関西方面の制作会社、技術スタッフが関わっています。この枠がなくなると、こうしたスタッフの方々が仕事を失うことになりかねません。仕事の発注元という責任上、なんとしてもこの枠を死守したいとも考えていることでしょう」(鎮目氏、以下同)

『ミヤネ屋』の後番組の制作も請け負いたい読売テレビだが、大きな課題がある。

『ミヤネ屋』後番組の構想は

「番組がここまで続いたのは、宮根さんの圧倒的な人気と巧みなトークスキルが大きく関係しています。もし読売テレビが『ミヤネ屋』終了後、新たにワイドショー番組の制作を請け負うならば、宮根さんと同じくらい、トークができて人気もあるMCを立てなければ、日テレも納得しないでしょう」

 一方の日テレ側にも課題があるようだ。

一から新番組を立ち上げるとなると、少なくとも100人ほどのスタッフが必要になりますが、現在のテレビ局は人手不足かつ予算も縮小傾向ですからね。いきなり生放送の帯番組を立ち上げるのは、簡単なことではありません」(前出・日テレ関係者、以下同)

 それでも、すでに後番組の構想は練ってあるようだ。

「社内で『ミヤネ屋』の放送枠をもっとも欲しがっているのは報道局なんです。夕方のニュース番組の中で、視聴率が常に上位である『news every.』の放送時間を拡大するかたちにすれば、人数を増やす必要はありますが、お金はそこまでかからないと踏んでいるようです」