具体的にどんなことができるのか、いくつか代表的な活用例を聞いてみよう。

まずは毎日の家事。例えば、冷蔵庫の余った食材だけで今晩のおかずを考えて、と頼めば、即座にレシピを提案してくれます。献立に悩む時間がなくなるだけで、心にふっとゆとりが生まれますよ

明日を生きる活力が湧いてくる

 1週間分の献立も、必要な食材の買い物リストも、予算内で瞬く間に作れる。友人から来たメールの返信やSNSの投稿、孫への手紙など、文章作成は生成AIなら朝飯前。

自分で書いた文章も、すぐにチェックしてもらえます。表現の間違いを直し、より伝わりやすい文章に整えられます。LINEなどのメッセージアプリでは、短くまとまった文章が喜ばれます。文章が長くなってしまったら、生成AIに“大事なところだけを短くまとめて”と頼むと、要点だけをわかりやすく整理してくれます

 逆に長めの文章も作成可能で、明るい雰囲気、落ち着いた雰囲気など、希望のトーンに沿った調整もしてくれる。

町内会のアンケートや資料なども、ひな形を作成して省力化できます。“ひな形を作って”“報告書にして”“表にまとめて”など、最終的な形を指示すると、その形に合わせてできます

 また、趣味の世界でもAIは大活躍する。

昔の家族旅行の写真が出てきたけれど、そこがどこだったか思い出せないような場合、AIに写真を読み込ませれば、景観から場所を特定してくれることもあります

 それだけでなく「ここは修善寺温泉ですね。思い出の地へ、ご夫婦でもう一度行く旅行プランを作りましょうか?」なんて、気の利いた提案までしてくれるというから驚きだ。さらに、あなたの記憶を「物語」にしてくれることに感動してしまうかも。

若いころの苦労話や家族との思い出をAIに語れば、それを整理して“自分史”や自伝にまとめる手伝いをしてくれます。自分の歩んできた道が、美しい文章として形になる。それだけで、明日を生きる活力が湧いてくるというものです

 昨今多い詐欺や還付金詐欺、偽のSMSやメールによる詐欺被害の対策にも。「これって怪しい?」と思っても、誰に相談していいかわからず、そのまま対応してしまうケースは少なくない。

怪しいメールや電話が来たと、AIに相談するのはいいでしょう。“こんなこと聞いたら失礼かな”“自分が疑いすぎ?”と思う必要がありません。ただし、“100%正しい判断”を保証するものではありません。最終的には家族に共有したり、公的窓口に相談しましょう