ロングセラー商品の“新たな価値”

 験担ぎとして『スコーン』を食べるという“文化”が生まれたことについても、率直な思いを明かす。

「スコーンという商品名は“スコーン! とヒット商品になるように”という願いを込めて付けたものです。“転倒を引き受ける”という意味合いで召し上がっていただいていることを知り、40年近く続いているロングセラー商品の“新たな価値”を知ることになりました。率直に言うと、とっても嬉しいです!」

 売り上げへの具体的な影響は、まだ明確ではないものの、SNS上では複数購入するファンや、今回をきっかけに手に取ったという声も多く見られるという。

《スコーンが願掛けに使われているんだとか…》と坂本花織を匂わせる投稿をしていた湖池屋(公式Xより)
《スコーンが願掛けに使われているんだとか…》と坂本花織を匂わせる投稿をしていた湖池屋(公式Xより)
【写真】『スコーン』験担ぎブーム発生! 坂本花織を匂わせた湖池屋の投稿

「今回のムーブメントをきっかけに、複数のスコーンを購入してくださっている方や、初めて購入しておいしかったというコメントも拝見しています。多くの方に、スコーンを手に取っていただく機会につながっていると感じています」

 現時点で、坂本の名前を冠したキャンペーンなどの予定はないものの、今回の反響を前向きに受け止めている。

「フィギュアスケートを応援するときはもちろん、“誰かを応援するためのスナック”という存在につながるような企画は、今後ぜひ検討したいと考えております」

 最後に広報担当者は、銀メダリストへ祝福の言葉をこう送った。

「坂本選手、銀メダル獲得おめでとうございます! ゲン担ぎとしてお力になることができ、とても光栄です。こちらこそ、元気や力をいただきました。本当にありがとうございました」

 1人のアスリートによる何気ない言葉から生まれた“験担ぎ”が、五輪という舞台の感動につながった。