《ハワイの思い出。自炊にかぎります。何を食べるかってより、誰とどこで食べるかっていうのをポイントに置いてる我が家です》(美保さんのインスタグラムより)
ただ“スペシャルニーズ”があるだけ
2020年には、障害がある子どもを支援する団体・バモストゥギャザーを立ち上げた。少年野球大会やチアリーディングなどのスポーツ活動、アートやプログラミングなどのイベント、チャリティー活動など幅広く行っている。
「ここは“ほんの少しの手助け”が必要な“スペシャルニーズ”を持つ子どもの自立を応援して夢を叶える場。そして障害の有無にかかわらず、子どもたちも家族も一緒になって参加することで、共生社会を目指しているんです」
経営するジムでも、スペシャルニーズの子どもに向けたクラスをつくっている。
「長男が習い事をしたくても、体制が整っておらず断られたことがありました。だから、場をつくりたいなと。SNSを見て参加してくれたダウン症の子がいたり、長男もクラスの手伝いをしたりと、良い影響が広がっています」
そんなラミレスさんは、ダウン症への理解を呼びかける。
「いまだにダウン症には偏見がつきものですが、ただ“スペシャルニーズ”があるだけということを知ってほしいです。障害があってかわいそうだとか、気の毒だとか、そう思われることがいちばん悲しいんです。家族は決してそんなこと思っていないですから。ダウン症の子もそんな思いを敏感に感じ取ってしまうので、かわいいね! 面白いね!と積極的に愛してほしいなと。彼らは純粋でユーモアのセンスもあって、美しい存在なんですよ」
1974年生まれ、ベネズエラ出身。1998年にメジャーリーグデビュー後、2001年に東京ヤクルトスワローズに入団。その後は読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズで活躍し、2016~2020年には横浜DeNAベイスターズの監督を務めた。2023年に野球殿堂入り。
取材・文/植田沙羅

















