2026年、野球の世界一決定戦「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」がいよいよクライマックスを迎える。すでに全試合の中継を発表しているニッポン放送に加え、文化放送が、アメリカ・マイアミで行われる準々決勝以降の計3試合を生中継することを発表。ラジオ界を代表する2大巨頭のそろい踏みに、野球ファンのボルテージは最高潮に達している。
ラジオはライフスタイルに寄り添ったメディア
「予選ラウンドのニッポン放送の中継後には、《本当に有り難かった》《野球のラジオ中継は臨場感がある》といった肯定的な声があふれていました。同局の檜原社長も13日の定例記者会見で、『ラジオで初めて野球中継を聴いた方や、久しぶりにラジオに戻ってきた方から実況をお褒めいただいており、非常に手応えがある』と語っています。
そんな中での文化放送の参戦ですから、試合展開はもちろんのこと、“ラジオ局同士の戦い”にも注目が集まっています」(スポーツ紙記者)
各局の解説陣には、世界一を知るレジェンドたちが名を連ね、ラジオならではの深い分析を届ける。 ニッポン放送は、里崎智也氏(15日準々決勝)、谷繁元信氏(17日準決勝)、内川聖一氏(18日決勝)といった歴代のWBC優勝メンバーが日替わりで登場。さらに、メジャーリーグ事情に精通するAKI猪瀬氏が脇を固める布陣だ。
一方の文化放送は、前回大会(2023年)で投手コーチとして世界一奪還の立役者となった吉井理人氏が全試合を担当。中村武志氏(15日準々決勝)、辻発彦氏(17日準決勝)、福留孝介氏(18日決勝)といった名手たちとの「ダブル解説」で臨む。
「今回のWBCは、動画配信サービス『Netflix』での独占配信ということもあり、一部で視聴環境を心配する声もありました。
そんな中、課金なしで誰でも聴ける“無料のラジオ”の価値が再評価されています。ネット上では文化放送の参戦に『ながら観戦だからラジオで十分』『ラジオの生中継は本当にありがたい』といった喜びの声が相次いでおり、現代のライフスタイルに寄り添ったメディアとしての信頼感の高さがうかがえます」(前出・スポーツ紙記者)
テレビ画面の前で釘付けになるスタイルから、耳で楽しみ、想像力を膨らませるラジオ中継。侍ジャパンの運命を決める「最後の戦い」は、ラジオという熱いメディアを通じて、日本中のあらゆる場所へと届けられることになりそうだ。

















