大手製紙メーカーに聞いた在庫状況

 本当にトイレットペーパーやティッシュペーパーの在庫はひっ迫した状況にあるのか、大手製紙メーカーの一つ、王子ネピアの「ネピアお客様相談室」に聞くと、

「現在、弊社の家庭紙在庫において品薄となっているものはございません」

 との回答が得られた。

「原油の値上がりにより、エネルギー費用や配送に使われるトラックの燃料費用などの値上がりが見込まれますが、家庭紙の原料は北米、南米、豪州、東南アジア由来、もしくは古紙由来のものがほとんどのため、供給の懸念はありません」(ネピアお客様相談室、以下同)

 混迷を極める中東情勢だが、仮にこの状況が長期化したとしても、トイレットペーパーやティッシュペーパーの市中在庫が尽きる心配はないという。

「国内の需要に対する供給力に問題はございません。今後も消費者のみなさまによる過度な買いだめ行動がなければ、市中在庫がなくなることはないと考えております。買い占めはご遠慮いただき、落ち着いてご購入いただきますようお願い申し上げます」

 正しい情報を基に、落ち着いた行動が求められている――。