目次
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ー 沢村賞投手を悩ませた新ルール
Page 2
ー メジャーリーガーへの過度な依存
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ー 常日頃から使ってなさそうだな

「優勝以外は失敗」

 WBC連覇が期待されながらもベネズエラに負けて、決勝トーナメント初戦で敗退した野球日本代表チーム「侍ジャパン」。大谷翔平選手(31、ロサンゼルス・ドジャース)にして「失敗」といわしめた今大会だが、敗因は何だったのかーー。

 WBC史上におけるワースト記録「ベスト8」で終わった侍ジャパン。「結果が全て」と代表監督の退任意向を示した井端弘和監督(50)だが、責任ある監督以上に“戦犯”として槍玉に挙げられたのが伊藤大海投手(28、北海道日本ハムファイターズ)。

 3月15日(日本時間)のベネズエラ戦、5対4と日本の1点リードで迎えた6回表にリリーフでマウンドに送られた伊藤だったが、ノーアウト一塁三塁のピンチを招くと7番のウィルヤー・アブレイユ選手(26、ボストン・レッドソックス)に逆転3ランを叩き込まれる。日本はその後も、種市篤暉投手(27、千葉ロッテマリーンズ)が1点を許して5対8で逆転負けを喫した。

 1次ラウンドの韓国戦でも“第2先発”として登板し、3回を投げて2失点と本調子には見えなかった伊藤。その悪い流れを断ち切れないまま決勝トーナメントに臨み、“負け投手”になってしまったことで、SNSやネット上では批判の度を超える誹謗中傷も。

沢村賞投手を悩ませた新ルール

 すると伊藤は16日、自身のインスタグラムを更新して《ファンの皆さんの期待に応えられず申し訳ありませんでした》と謝罪こそしつつも、《その言葉に叱咤があるのかどうかは、選手自身が一番分かります》と、自身に寄せられているネット上の声に対して自重を呼びかけたのだった。

 2023年大会では3試合に登板して無失点と、侍ジャパンの3度目の世界一に大いに貢献した伊藤。その経験とマウンド度胸を買われて井端ジャパンでもリリーフを任されたわけだが、悩まされたのが新ルール「ピッチクロック」だった。