本来は先発投手にもかかわらず、大会直前に阪神タイガース・石井大智投手(28)らリリーフ投手が3人も離脱したことで回ってきたリリーバーの役割。吉見一起投手コーチ(41)は「種市は先発でも中継ぎでもいける」と自信を深めたが、本人は慣れないブルペンや調整に苦心しながらも、「チームのため」と無理をしてた可能性もある。
さらに種市、アメリカ・マイアミに向かうチャーター機で発熱するアクシデントに見舞われている。実は、満足いくコンディションではない中でのベネズエラ戦だったようだ。
「行けるか?」と聞かれたら…
「井端監督ら首脳陣は、1次ラウンドで完璧な投球を見せた種市投手に全幅の信頼を寄せ、決勝トーナメントでも大事な場面で使いたがっていた。とはいえ無理させるつもりはなく、吉見コーチも“行けるか?"とコンディション確認をしたと言います。
ただ野球経験者は憶えがあると思いますが、監督やコーチから面と向かって“行けるか?”と聞かれて、“いえ、無理です”とは言えないですよ。ただ侍ジャパンのトップチームに初招集されて、しかも大事な場面を託されていた種市投手だけに、たとえ不安があったとしても“行きます”と本心で答えたのでしょう」(前出・スポーツライター)
日本が世界一を逃した結果を見れば、大谷を登板回避させたドジャース、デーブ・ロバーツ監督(53)の判断は正しかったのだろう。しかし大谷らメジャーリーガーと共闘し、ベネズエラ戦を通してメジャーの舞台を肌で感じた経験は、種市の野球人生にとって大きな糧になるのは間違いない。

















