語られた近所トラブル

 自宅近くで人の気配がしたり、人が近づくことに抵抗感があったようだ。外柵には《犬のフン持ち帰れ!》のプレートも。溝を埋めようにも、町内会に出てこないという。

ゴミ出しのため集積場に向かうとき、容疑者宅の前を通るしかないんですが“ゴミ袋を持ってうちに近づくな”と言われました」(前出の男性)

 容疑者の母親が30年以上前に購入した自宅では、以前は弟の家族が暮らしており、周辺とも親しく交流していたという。ところが十数年前に容疑者が相続すると、状況は一変した。

弟さんは温厚な方でしたが、ご家族全員が追い出されてしまったんです。夫婦で住むには広すぎる家なのに。攻撃的に怒鳴り散らしますが、言い分を聞いても、話が噛み合わず会話は成立しません。関わり合いにならないほうがいいんです」(別の住民)

訪問を阻むように草木で覆われた千葉・八街市にある容疑者宅

 自宅近くで車がUターンすると怒り、容疑者の車で通行妨害することもあった。

相手が子どもでも容赦なしです。近所の子どもが路上を走れば“走るな”と怒鳴りつけ、友達と話をしながら歩けば“うるさい”と怒るんですから」(近所の70代男性)

 容疑者は、表立ってクレームを言わなかったが、妻の行動を咎めたり、なだめることもなかった。外出することもめったになかったという。

 容疑者の妻に事件の背景や言い分などを聞こうと自宅を何度か訪ねたが、インターホンに応答はなかった。

容疑者が否認している状況は変わりません。今後は犯行解明に必要な捜査をしていきます」(前出・捜査関係者)

 事件後は、容疑者と妻の影に怯え、逆恨みでの仕返しを心配する住民がいるという。転居を検討する声も出始めている。