楽しいマタニティーライフを思い描いていたが、予想外のことが起こる。妊娠初期の健診で、妊婦のおよそ1割に見られる妊娠糖尿病を発症したことがわかったのだ。

どんなお産も覚悟が必要なことは変わらない

 高年齢妊娠や肥満、妊娠中に急激に体重が増加した場合に起こりやすいが、北原さんはどれにも当てはまらなかったため「なぜ自分が」と落ち込んだ。

赤ちゃんに何かあったら、と不安でしたが、先生や栄養士さんのアドバイスのもと、食生活を徹底的に見直しました。私の場合、妊娠前はダイエットが当たり前の日々で炭水化物が足りていなかったので、1日3食、お米や野菜をバランスよくしっかりとることを意識しました

安産で第1子となる元気な女の子を出産した直後の一枚(北原里英さん提供)
安産で第1子となる元気な女の子を出産した直後の一枚(北原里英さん提供)
【写真】母性が溢れている……!第1子となる元気な女の子を出産した直後の一枚

 幸いにも、妊娠後期には血糖値の数値も安定。ところが、計画無痛分娩の準備を進めていた矢先、予定していた入院日より前に陣痛が来てしまった。

 北原さんは陣痛の計測ができるアプリを使って冷静に陣痛間隔を見極め、5分間隔になった時点で産院に連絡、深夜に即入院となった。

なんとか我慢できる痛みだったんですが、背中にカテーテルを入れ、麻酔を使った瞬間にすっと楽になりました。

 でも私の友人には、麻酔が体質に合わず嘔吐してしまった人もいます。お産に“絶対”はなく、本当に人それぞれ。無痛分娩が楽なわけでは決してなく、どんなお産も覚悟が必要なことは変わらないと思います

 翌朝、駆けつけた夫の立ち会いのもと、昼ごろに出産。数回のいきみでスムーズに生まれた。

超安産で、出産直後は明日にでももう一人産める!と思ったほど(笑)。でも、麻酔が切れたあとは当然痛いし、産後の身体への負担もありました。世のお母さん方はみんなこんな大変な思いをしてきたんだなと、いろんな気持ちが駆けめぐりましたね

 無痛分娩の体験談を自身のYouTubeで公表したところ、同世代の女性ファンから大きな反響が。

男性や、親世代の中には無痛分娩に対して後ろ向きな意見の人もいるかもしれません。でも無理に痛みを味わわなくても、母親はおなかの中にいる赤ちゃんと十月十日ずっと一緒に過ごして、その間に愛情や覚悟はしっかり育っているはず。周りの家族は、妊婦さんの思いを尊重してあげてほしいです