3位から上には“伝説のバンド”が

 3位はBOOWYで、31票を獲得。

「布袋寅泰のギターをバックに歌う氷室京介の歌声をまた聴きたい」(愛知県・男性・60歳)
「小学生のころ、音楽に興味を持ち始めたときに知ったバンド。当時すでに解散していたので、ライブを生で見てみたい」(岡山県・男性・44歳)

 と、男性の熱い声が目立つ。BOOWYは'80年代バンドブームの立役者、と山本さん。

東京ドームでの解散ライブ「LASTGIGS」では9万枚以上のチケットが10分で完売。予約電話の多さで文京区の電話回線がパンクしたというBOØWY(写真はジャケットより)
東京ドームでの解散ライブ「LASTGIGS」では9万枚以上のチケットが10分で完売。予約電話の多さで文京区の電話回線がパンクしたというBOØWY(写真はジャケットより)
【結果一覧】'80年代「復活してほしいバンド」1位は人気絶頂で解散した“伝説”

「それまではニューミュージックが主流だったがBOOWYが出てビートという言葉が流行った。横に身体を揺らして盛り上がっていたライブ音楽から、縦にヘッドバンギングする、いわゆるエイトビートのタテのりへと日本の音楽文化を変えた。その後の日本のバンドのスタイルを大きく変えた、エポックメイキングなバンドでした

 アルバム『BEAT EMOTION』『PSYCHOPATH』がミリオンセラーに。当時、日本中のティーンがこぞってコピー演奏に励んだものだった。

「でもみんな、まねできなかった。自分たちがカバーするといかに難しいかがわかる。特にベースの松井常松さんとドラムスの高橋まことさんは、もう神様レベルの演奏。一人ひとりがすごいメンツで、これが全員同じバンドだったなんて考えられない。

 今の若者は、リアルタイムで聴きたかったと言う。一世を風靡したロックバンドが世代を超えて高い支持をされているのはレア」(山本さん)

 2位は37票が集まったチェッカーズ。

「当時中学生でクラスに数人フミヤの髪形をしてる子がいて、男子も女子もみんなが好きなグループでした。仲間割れで再結成は無理だと思うのですが復活してほしい」(大阪府・女性・54歳)
「解散することになってから好きになったので、ライブで生のステージを見たい」(石川県・男性・47歳)

 と、男女問わず支持を集めた。セカンドシングル『涙のリクエスト』でブレイク。日本中がチェッカーズに沸いた。

ギターの武内享が「再結成はない」と断言しているチェッカーズ。メンバーの確執も報じられ、再結成は無理なのか……
ギターの武内享が「再結成はない」と断言しているチェッカーズ。メンバーの確執も報じられ、再結成は無理なのか……

アイドル的要素があって、社会現象になりました。デビュー初期のビートルズみたいな現象だった。前髪の中心を伸ばして垂らすチェッカーズカットが日本中で流行りましたよね。男性も女性もみんな彼らのことが好きで、アンチがいなかった。これはバンドとしては非常に珍しい」(山本さん)

 アイドルバンドとして数々のヒットを放ち、『ザ・ベストテン』(TBS系)の常連に。当初はいわゆる売れ線を行くも、本人たちの意向とは違っていたようだ。

「もともと彼らは地元でドゥーワップや'50~'60年代のロックンロールなど古いアメリカ音楽を好んで取り入れていたバンド。後期は彼らの志向が出てきて、音楽ファンにも注目されるようになりました。中でも解散の年に出した『Blue Moon Stone』は今でも人気で、若い世代でも好きな曲として挙げられている。

 ブラックミュージックが根っこにある人たちは音楽性がしっかりしている。一過性の人気でなく長く残りますよね」(山本さん)