韓国で2019年に大ヒットした映画『無垢なる証人』。脚本のムン・ジウォンが3年後に世に送り出したNetflix韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は世界的ヒットに。その執筆には、『無垢なる証人』の自閉スペクトラム症の少女が“もし、弁護士になったら”という想像も大きく影響したといわれている。
そんな『無垢なる証人』がスペシャルドラマとして日本でリメイクされる。
人権派弁護士としての信念に目をつぶり、大企業の利益のために奔走する長谷部恭介(唐沢寿明)は、殺人事件の弁護依頼を受ける。たったひとりの目撃者は自閉スペクトラム症の少女・小池希美(當真あみ)。長谷部ではなく、同事件の担当検事・溝川誠一(増田貴久)に心を許す彼女の証言によって、裁判は紛糾する。彼女の言葉は信用できるのか? 何より、証拠として認められるのか?
─オファーを受けたときの気持ちは?
唐沢「元の韓国映画がとても面白くてね。自閉スペクトラム症の女の子を証人に立たせるっていう発想は、ちょっと日本ではないでしょ? これをやるのは結構大変だな、と」
増田「唐沢さんが主演されるドラマのオファーをもらったときは、本当にうれしくて、すぐに連絡しました。(共演した)ドラマ『ボイスII 110緊急指令室』(2021年)の後も食事をご一緒させていただく機会はたくさんあったので」
─それぞれ演じている人物について教えてください。
唐沢「長谷部は、自閉スペクトラム症についてよく知らないから、優しくない態度も取ってしまう。まっすーの役は弟さんが同じ症状ということで、すごくよくわかっていて。最初、そのズレがあるんですよ」
増田「僕の演じている検事・溝川は唯一、希美ちゃんの味方でいる役。ものの言い方や表情などを特に意識しました」
唐沢「最後、おいしいところを持っていくのは僕だけど(笑)。だから、その前は損しててもいいの」
増田「最後、感動的ですからね」
唐沢「印象的なのは、やっぱり希美ちゃんの純粋さ。それが周りの人たちの考え方や、いろんなものを変えていく。その様がすごく面白いし、感動するんですよ」
増田「“普通って何だろう?”みたいなことって、常に考えてはいますけど、最後の法廷のシーンは考えさせられるなと思いました」
唐沢「希美ちゃんに見つめられるだけで、こっちがすっごく汚れている感じがするもんね(笑)。何もやってないのに、何だか申し訳ない気持ちになるのよ」
増田「僕たち、見つめられなくても汚れてますから(笑)」

















