また3月29日の初登板でも6回7失点と、ホークスに勝ち星を献上している有原だけに《スパイやん》などと、あらぬ疑いもかけられる始末。
「そもそも有原投手を知り尽くしているホークスだけに、攻略は当然と言えば当然と言えます」とは、パ・リーグ球団を担当するスポーツライター。
「ホークスは12球団でもメジャーリーグに劣らない、早期からトラッキングデータやシュミレーターの活用を取り入れた“データ野球”の最先端をいくチームで、選手の補強以上に、常勝チームを作り上げた要因の一つともされています。
もちろん、自チーム選手だった有原投手のデータも分析済みでしょうし、むしろ日ハムの方がなぜ、不利と知りつつもホークス戦にこだわって起用させているのか。私情を持ち込んでいるのなら、新庄監督らしくない采配だと思います」
敵のホークスナインが有原ルーティン
ちなみにホークス戦では、ナインが有原を“よく知っている”ことが、よくわかる場面も見受けられた。
初回に登板する前の有原。マウンド付近で両膝を開いて股関節ストレッチをしつつ、右腕を上に反らし上げる独特のルーティンを取り入れている。ホークス時代にはバックを守るチームメイトも、有原に合わせて真似することがお馴染みの光景だった。
日ハムでも同様のルーティンを繰り返している有原だが、それぞれベンチ前に出て攻撃の準備をするホークスナインが、敵チームになっても“有原ルーティン”をやってみせたのだ。
「愛あるイジりというべきか、ホークス時代に有原投手が慕われていた証でしょう。片や清宮選手をはじめ、若いファイターズナインは復帰したベテランエースに遠慮しているのか、緊張がプレーにも現れているように見えます。
内野ゴロでアウトを取るのは有原投手の生命線です。まずは清宮選手らも有原ルーティンを共有して身体の硬さをとり、あらためて若手とベテランが一体となってチーム力を高める必要があるのかもしれませんね」(前出・スポーツライター)
有原は、日ハムナインは新庄監督を胴上げできるのだろうか。

















