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ー 代打出場では2000本に届かない
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ー 残り135本としながらも引退した

 開幕から16試合を終えて9勝7敗(4月16日時点)と、セ・リーグ3位につけている読売ジャイアンツ。覇権奪回を義務付けられた阿部慎之助監督(47)だけに、たとえ大記録を目前にした選手といえども、起用は冷徹に努めてーー。

 プロ野球選手にとって一流選手の証とされる「名球会」入り。打者は「2000本安打」を達成した選手のみに与えられる称号だが、開幕前にはシーズン内での記録が確実視されていたのが巨人・丸佳浩選手(37)。

 2010年に広島東洋カープの選手として初安打を記録して以降、プロ16年で積み重ねたヒットは1929本。あと71本と球史に名前が刻まれるのは秒読みとされたが、15試合を終えた時点で安打はわずか1本。なかなかペースが上がってこない。

 というのも、ここまで6試合出場でスタメンは1試合で、代打出場も合わせてわずか8打席しか立たせてもらえていない。2019年に広島からFA(フリーエージェント)権を行使して移籍すると、新天地の巨人でも安定した成績を残してきた丸。ところが近年は年齢による衰えもあるのか、思うような数字を残せていない。

 さらに2025年オフ、北海道日本ハムファイターズから松本剛選手(32)がFA宣言で加入。丸とは同じ外野手だけに、押し出される形でレギュラーを下されたのだった。それでもーー、

代打出場では2000本に届かない

「なかなか調子が上がらない松本がスタメンを外れた際、出場チャンスが巡ってきたかと思いきや、阿部監督が起用したのは期待の佐々木俊輔(26)でした。それはいいとして、“ここは代打、丸だろう”と思われた場面でも、ファーストチョイスは松本。そして不信が続く坂本勇人(37)でした。

 怪我しているわけでもなく、調子が悪いわけでもない。出場機会さえ与えられたら、最後にはきっちり数字を残しているのが丸です。なのに現状のままではシーズン中どころか、来年も2000本安打は達成できないかもしれない」

 在京球団を取材するスポーツライターが話すように、巨人とは2025年オフに新たに2年契約を結んだ丸だが、37歳を迎える来シーズンは出場機会をさらに減らしかねない。さらに代打限定での年間安打数は多くても20〜30本とされるだけに、代打出場のままでは2年間で70本には届かない計算になる。