国による「クマ対策」

 もはや毎日のようにクマ出没のニュースが報道され、全てを紹介しきれないほどの事態となっている状況に、

《国はもっと真剣に考えるべきだろ。危機感を持って欲しい》

《ここまで個体数が増加したのは完全に行政のせい。やることが全部遅いんだよ》

《これだけほぼ同時期に全国でクマが増加してるのには、何か理由があるはず。原因を追求すべき》

《もう高齢の猟友会の方々に駆除を全面依頼するのは限界だよ》

 などといった意見がネット上にあがっている。

「もちろん国も何もしていないわけではありません。2024年には対応策をまとめた『クマ被害対策パッケージ』を策定し、2025年11月に関係閣僚会議で決定されました。地域の実情に合わせてパトロール強化や罠の設置、クマが見られた際の連絡体制の整備などが盛り込まれています。政府が狩猟免許保持者の育成や人材雇用などの予算を確保する方針を示しているのも、特筆するべき点でしょう」(前出・野生動物研究家)

 2025年9月からは一定の条件下に限るものの、市町村長の判断・指示で委託を受けたハンターが緊急に銃猟を使用することができる「緊急銃猟制度」もスタートしている。

 それでも悪化し続けるクマを巡る状況……。国と自治体が一丸となって抜本的な対策を打ち出さねば、ますます被害が増えることは間違いない。