識者が見た“素顔”

 フェミニストで作家の北原みのりさんは、高市首相に対して、

「嫌いになれたら楽になるのに」

 と話す。

「嫌いだったら、思いきり政策批判ができるじゃないですか。でも嫌いになれないんです。女性の総理って、こんなにも見た目がいじられたり、“媚びている”とか“女を使ってる”とバカにされるのがショックで、そういった声を聞いていると心の中で庇ってしまうんです。

 だって媚び方が下手すぎるんですよ。トランプ大統領への抱きつき方を見ていると表現が幼くて熟練していない。男ウケでのし上がってきた人じゃないんだな、って思いました。小池百合子さんの媚び方を見習えよ、って(笑)」(北原さん、以下同)

 政策に関しても評価する。

「高市さんは衆院予算委員会で、売春防止法で処罰対象外になっている買春(売春の相手方)への処罰を提言したんです。高市さんのひと言で始まった。売春防止法70年目で、ようやく買う側の処罰が検討される。ここだけでも私は評価したい」

 北原さんには高市首相の忘れられない光景があるという。

「高市さんが総理になったときに、両隣に生稲晃子議員と松島みどり議員がいて2人が泣いていたんです。これがもし小池百合子さんだったら隣に泣いてくれる女友達はいなかったのではないかと思いました。

 政策は違えども辻元清美議員と『清美ちゃん、早苗ちゃん』と呼び合っているのを見ると、国会の中でもシスターフッドがあっていいなって思う。国会の男性社会でお互いに頑張って生きてきたんだろうなって。高市さんは65歳で私の少し上の世代なんですけど、この世代の女性がどれだけ大変だったかわかる。

 私はこのところ高市さんの健康を心配していて、総理の健康を気遣うなんて初めての経験でそんな自分に戸惑っています(笑)」