なぜ0円で発行が?
0円でも発行されるロジックは……。
「“クレジットの利用限度額が0円”となる場合でも、メルペイ残高(銀行チャージや「メルカリ」の売上金)・ポイントを使ったカード支払いはご利用可能となり、この新たなカードの機能をお客さまにご利用頂けるよう、クレジットの利用限度額が0円であっても『メルカード』は発行される場合がございます。
これにより、より多くの方が残高を利用したクレジットカード決済ができるようになり、プリペイドやデビットカードでは決済できないお店でも、お買い物ができるようになりました。さらに、利用限度額がゼロからスタートしても、残高払い等の利用実績に応じて、利用限度額が段階的に増加していくことを企図しており、徐々に利用限度額を増やしていくことで、より便利に、安心・安全にクレジット支払いをご利用いただけるように設計しております」
クレジットの限度額が0円というのは“仕様”。
また、メルカリ側によればあくまで一例と注釈を入れ、一般的に限度額が減る理由として挙げられたのは3つ。1.メルペイや他社サービスの支払いが期限を過ぎる、2.長期間メルカリやメルペイを利用していない、3.引っ越しや転職などで登録情報が古いまま──というもの。ただし、冒頭のユーザーはいずれにも当てはまらないように見える。
審査が通ればカードが使えると思うのは当然ともいえる。現在SNSで多くのユーザーが不満を表していることから、その説明がなされていないのでは……?
「ご指摘いただきましたお客さまのご認識とのギャップに関するご意見については、より分かりやすいご案内に務めるとともに、安心・安全にご利用いただけるよう引き続き改善をしてまいります」
メルペイは、「信用を創造して、なめらかな社会を創る」というミッションを掲げている。メルカリというフリマサイトを起点に、クレジット、ポイント、後払い、貸金へと事業を広げ、楽天経済圏に次ぐ“メルカリ経済圏”といえるようなものの構築が着々と進んでいる。便利になればなるほど、ユーザーは囲い込まれていく。
確かに顧客の“信用を創造”しているが、顧客対応など、逆に信用を失いつつあるのは、ほかでもないメルカリ自身なのかもしれない。

















