中尾ミエは華やかにして気分を上げる

 口紅をつけたり、着るものを華やかにして気分を上げる。

 生まれ年の干支に、一巡して還る、節目となる還暦。何だか本格的にシニア人生が始まったようで寂しい気持ちになる人もいるかもしれないが、そんなときに背中を押してくれるのが中尾ミエの素敵なことば。

 雑誌『ハルメク』の記事中で、60代、70代の人生について、こう語っている。

「時間は待ってくれないわけだから、今という貴重な時間を自分らしく、人に何を言われても好き勝手に生きないと、もったいないなと思います」

 そして、「公園に行くときも口紅をつけたり、着るものもどんどん華やかにしていい」と語る。

 外見が変わると気持ちが変わる。もうどうでもいいやと思ったときに、脳も老け込み、衰えだす。

 田澤先生によると「服の組み合わせを考えたりすることも脳活につながります。また、身だしなみを整えれば、人に会いたくなってくるでしょう。社会参加は認知症予防の重要な要素のひとつです」

毒蝮三太夫は3つの「ベル」で頭の働きを維持

「食べる」「しゃべる」、「調べる」の3つの「ベル」で頭の働きを維持。

 毒蝮三太夫がYouTubeチャンネル「マムちゃんねる」で、認知症予防について語っている。毒蝮は、90歳だが、いまだ記憶力がすごいとか。人名も地名もすらすら出てくるそうだ。

 そんな脳をどうやって維持し続けているかについて、「“食べる”は、生きる喜びや活力に直結している。“しゃべる”は、人との関わりがないと、できない。“調べる”は、辞書を引くくらいはしてほしい。人生はまだまだこれからなんだよ。いくつになってもまだまだこれから。昨日よりもましな自分を目指そうじゃない」。毒蝮は、ボケてなんかいられないようだ。

「自分に言い聞かせることも大切。普段から心がけていれば、脳はいくつになっても鍛えられるという見本ですね」(田澤先生)

教えてくれたのは田澤俊明先生

新都心たざわクリニック理事長。日本脳神経外科専門医。著書に『大丈夫!何とかなります 物忘れ 認知症は改善できる カラダとアタマが冴える、健脳生活のコツ』(主婦の友社)など。

<取材・文/水口陽子>