大谷翔平の母校の後輩で、スタンフォード大学に在籍する佐々木麟太郎(同大公式HPより)
大谷翔平の母校の後輩で、スタンフォード大学に在籍する佐々木麟太郎(同大公式HPより)
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 現在、スタンフォード大学2年生の身ではあるが、同校にはキャリアやスポーツ、留学などを理由に休学することができる「休学制度」があり、さらに復学までの期限も設けられていないという。

 つまり来年度からMLB、NPBで野球選手としての進路を選択したとしても、引退後には再びスタンフォード大で学び、卒業できるわけだ。しかしソフトバンクを選択した場合、メジャー志向が強い佐々木にとって大きな“壁”が。

 それはソフトバンクがポスティングシステムを利用してのメジャー移籍に消極的、というよりも認めていないことだ。仮に海外FA(フリーエージェント)権の取得を待てば最短で9年、佐々木は30歳を迎えるシーズンに海を渡ることになる。

ソフトバンクに「メリットがない」

 ロサンゼルス・ドジャースの中心選手として活躍する大谷翔平投手(32)、山本由伸投手(27)のように全盛期をMLBで迎えてプレーしたい選手にとって、ポスティング移籍は不可欠な制度と言えよう。

 かつて城島CBOはシアトル・マリナーズ移籍の際には海外FA権を行使し、2023年からニューヨーク・メッツでプレーする千賀滉大投手(33)も、早期から球団にポスティング移籍を訴えるも認められず、権利取得を待ってようやくのメジャー挑戦となった。

 しかし、そのCBOは佐々木との面談後、ポスティングの話は「していない」としつつも「やらないと言っているわけではない」と軟化姿勢を示している。それでもポスティングによる「メリットが出ていない」と、球団が容認していない理由も説明

 選手移籍の見返りとして莫大な譲渡金を得ることもできるシステムだが、資金潤沢なソフトバンクにしてみれば「メリット」にならないのは確かだろう。「日本一」ではなく「世界一」を目指している球団にとって移籍ビジネスよりも、育った主力選手がチームを去るデメリットの方が大きいようだ。