巨人の橋上秀樹監督代行(球団公式サイトより)
巨人の橋上秀樹監督代行(球団公式サイトより)
【写真】はじける笑顔…見るからに雰囲気が変わった“橋上巨人”のベンチ

 そして何より、首位キープの立役者となったのは、打率1割台と低迷していたベテランの底力だ。

「現在の坂本は、チームを精神的に支えるメンターとしての役割も大きく、守備面での貢献度も高い。数字以上の価値があることはわかっていましたが、ここ一番で勝負強さを見せつけたのはさすがの千両役者です。丸佳浩にしても、ベンチに控えているだけで相手投手にプレッシャーを与える『怖い代打』としての存在感は絶大。“ベテランの経験値”がチームに欠かせないことを改めて証明した格好です」(前出・スポーツジャーナリスト)

「ごめん」ファンは手のひら返し

 ネット上でも、巨人ファンから《ピッチャーが凄すぎるのに援護がなさすぎて可哀想だったから、今日野手陣が応えてくれて本当に嬉しい》《ベンチが一丸になっているのが伝わってきた》《ダルベック、扇風機なんて言ってごめん》とのコメントが並び、手のひら返しとなっている。

「阪神の藤川球児監督は、ローテーションを動かしてエースの高橋をこの首位攻防戦に送り込んだ。これに対し、橋上監督代行は4選手を異例の同時抹消。代わりに昇格した知念が坂本に繋ぎ、藤川監督の勝負手を粉砕した。『外国人コーチとのコミュニケーション不全』『ダルベックに四番は無理』『坂本らベテランの処遇』といったこれまでの批判をすべて最高の形で反転させたその采配は、まさに神がかっていました」(前出・野球ライター)

 “3つのアキレス腱”を完全覚醒させた橋上マジック。7月8日の阪神戦では、才木を攻略できず、再び猛虎と同率首位となってしまったものの、ファンの期待を背負い巨人打線はいよいよ爆発するのかーー。