ふたりが猫から学んだこと
アン 川上さんはこれまでどれくらい猫を飼われてきたのですか。
川上 もう40年以上、猫と暮らしていて、5匹を看取って、今2匹と暮らしています。最初に猫を看取ったときはすごく悲しかったのですが、猫のことがもっと大好きになりました。
猫は死が近づいたとき、決して無理をせず、静かにその時を受け入れます。その姿を見て、「自分も猫のように生き、猫のように静かに逝きたい」と思うようになりました。
アン 猫が教えてくれることはたくさんありますよね。うちの猫は飼い主に媚びることなく対等なルームメイトのように振る舞いますが、その自由さは、人間に「もっと動物らしく、自分の感じるままに生きていい」という勇気を与えてくれます。
川上 猫のツンデレな距離感は、人間にとって理想的ですよね。近すぎず、離れすぎず、お互いの個を尊重する。『Meowster』ではそうした猫の特性をリアルに感じられるのも面白かったです。
アン ありがとうございます。今後、どんな活動に力を入れていかれますか。
川上 保護猫は「60歳以上の人への譲渡は不可」といった風潮があります。本当は高齢の方こそ猫と暮らしてほしいのですが、万が一のときの受け皿が少ないため、こうした壁をどう取り払っていくかが今の私の大きなテーマです。
アン 日本の皆さんが猫を大切にする姿勢には感動します。今後、『Meowster』の収益の一部を猫の保護活動・チャリティー団体へ寄付していく予定です。
うちの猫ももともとは保護猫で、オフィスのスタッフたちが面倒を見ていました。コロナ禍で誰もいなくなったオフィスから自宅へ連れ帰ったことが飼うきっかけになりましたが、今では私の生活になくてはならない存在です。
川上 世界中の猫が、アン社長のようないい家族を見つけられるようにと願っています。テクノロジーの力で多くの猫の命を救えるようになるといいですね。
アン 『Meowster』は単なる効率的なAIではなく、ユーザーとAI猫が「育成と絆」を育むことを大切にしています。人間と猫が幸せに共生できる未来をテクノロジーで実現していきたいと思います。
『Meowster(ミャウスター)』とは?
可愛らしいAI猫と交流しながら、一緒に成長していく育成型AIアプリ。お世話や会話を通して猫との絆を深め、自分だけの特別な毎日を楽しめる。プレゼント企画も実施中。現在はApp Store(iOS)のみの対応だが、今後はAndroid版やブラウザでの利用も予定されている。App Storeでは「AIねこ」と検索してもOK。
公式サイト:https://www.meowster.io/
『にゃなかタウン』https://nyanakatown.com/
構成/紀和 静 撮影/山田智絵 デザイン/奥山さゆり


















