上手に取り入れるコツ&調理法とは
魚介類なら、切り身よりも煮干しやしらす、ちりめんじゃこのように丸ごと食べられるもの、肉類なら赤身肉よりも内臓系を選ぶとよい。一方、食卓に欠かせない牛乳や鶏卵は良さそうに思えるが意外とポリアミン含有量は少ない。
「ポリアミンは細胞内のDNAやRNAと結びつき、その構造を安定させるのも仕事の1つ。ですから、細胞の数が多い場所ほど豊富に存在しています。卵なら鶏卵よりも、小さな細胞が密集しているタラコのほうが重量あたりの含有量が多いのはそのためです。また、肉の筋肉(筋線維)や牛乳、卵白などはタンパク質が中心で細胞核が比較的少ないため、ポリアミンはそれほど多くありません」
より効率的に摂取するには調理法もポイントに。
「ポリアミンは比較的熱に強い物質なので、基本的には焼く、炒める、蒸すなどどんなふうに加熱しても含有量が大きく減ることはありません」
一方で水に溶けやすい性質なので、長時間ゆでてそのゆで汁を捨ててしまうと大部分が失われるという。
「ゆでる場合は、スープなどそのゆで汁ごと食べる料理が有効です。また、細かく刻んだり、すりおろした後に汁をしぼって捨ててしまうと細胞の膜が壊れて流出しやすくなります」
食事でとったポリアミンは全身の細胞で消費され、余ったものは尿などで排出される。とりすぎて困ることはないが、一度にたくさん取り入れたからといって体内のポリアミン濃度が高く維持されることはない。大切なのは日常的にとり続けることだと松藤先生はアドバイスする。
「1日1食、1品でよいので意識して高ポリアミン食材をとることを継続する。豆類や納豆、みそといった大豆発酵食品を日常的に使う和食なら、自然とポリアミンを取り入れることができるので無理せずポリ活ができます。特に、秋はおいしい高ポリ食材がたくさんありますね」



















