“ポリ腸活”で身体の中から増産
次の柱となるのは「ポリ腸活」。
「ポリアミンは腸内でつくり出すことができる物質ですので、24時間絶え間なくポリアミンをつくり続けてくれるよう、腸内環境を整えておけば安心です」
と、松藤先生。しかし、そもそもなぜ食事からのポリアミン摂取だけでは十分といえないのか。
「食事からとったポリアミンは身体に吸収されますが、比較的動きが速い物質のため、食事と食事の間に減ってしまう可能性があります。また、毎日ポリアミンの含有量を気にして食事をするのも大変ですし、年齢を重ねると食事量自体が減り、ポリアミンを含む食材を十分に体内に取り込めなくなることもあるでしょう。ですから、そこを腸活で補うのです。腸内細菌が常にポリアミンをつくり続けることで、食事からとるポリアミン量の変動をカバーできます」
では、ポリアミンの合成が進む腸内環境へ整えるには何が必要か。
「ポリアミン産生に必須となる酸をつくる乳酸菌やビフィズス菌をとることです。“菌が生きたまま腸に届く”とうたったヨーグルトなどを選びましょう。生きた菌(プロバイオティクス)がなるべく胃酸の影響を受けないよう、食事の最後に食べる“ヨーグルト・ラスト”を心がけることもポイントです」
菌にしっかりと働いてもらうためには継続して食べること。
「1週間食べなければビフィズス菌などは腸内からほとんどいなくなるという研究結果がありますから、少なくとも2~3日に1回は食べたいですね」
さらに、ポリアミン産生の材料となるアルギニンをとるとなおよし。アルギニンはタンパク質を構成するアミノ酸の1つで、鶏肉や豚肉などの肉類や牛乳、卵などに多く含まれるので、日々の食事に取り入れたい。
「ヨーグルトは、菌とタンパク質を同時にとれるので、非常に理にかなった食品といえます。私も15年にわたって毎朝プロバイオティクスのヨーグルトを食べて“ポリ活”をしています。加えて、腸内細菌そのものを増やしたり、元気にするための水溶性食物繊維、大腸まで届きやすいオリゴ糖を一緒にとることも腸内環境を整えるのに役立ちます。食事と腸活の2大柱で減っていく体内のポリアミン量を補いましょう」



















