目次
Page 1
ー 正しい知識と情報を身につける
Page 2
ー 「更年期」は身体の変わり目に吹く嵐
Page 3
ー 新常識2 不調の現れ方 
Page 4
ー 更年期の不調はどれくらい続く?
Page 5
ー 新常識5 パートナードクターを見つける
Page 6
ー 新常識6 多面的な診察 「更年期外来」という選択肢が広がる
Page 7
ー ホルモン補充療法ができないケース
Page 8
ー 新常識10 骨と血管に注目! 更年期以降気をつけたい病気

「疲れが抜けない」「眠れない」「急に汗が噴き出す」「イライラする」「手指が痛い」……etc. これって、更年期のサイン?と不安に思い始めた人は必読。対処法を知っていれば、もっと気持ちがラクに乗り越えられたのに―そんな後悔をしないために情報を味方につけて。「これは更年期?」「病院へ行くべき?」という迷いを解消し、女性ホルモンの変化と上手に付き合う方法を紹介する。

正しい知識と情報を身につける

 多くの女性が直面する“更年期不調”。

「自分の心身の変化を把握しないまま更年期を迎えることは、地図を持たずに旅をするようなものです。正しい道を知っていれば、安全なルートを最短で進めるように、正しい知識と情報を身につけておきましょう」

 そう話すのは、更年期医療のスペシャリスト・寺内公一先生。

 昨今、更年期症状が日常生活や仕事に及ぼす影響による国の経済的損失、いわゆる「更年期ロス」が約1.9兆円に上るとの試算が話題に(下図)。更年期が女性にとって、心身共に負担の大きい時期であることが改めて示された。

 自分の身体からのサインを見逃さず、早めに対策できるよう、知識をアップデートしておこう。

更年期症状による国の経済的損失が社会問題に 

更年期症状による国の経済的損失が社会問題に
更年期症状による国の経済的損失が社会問題に

 経済産業省は、女性が長く健康に働ける職場づくりを後押しするため、女性特有の健康問題がもたらす「経済的な損失額」を下図のように示した。女性特有の健康課題への対応の重要性が高まり、「更年期検診」や「更年期休暇」を導入しようという声も高まっている。