「外国人の集団が大きな声で騒いでいた。面倒だし、言語も異なるので、何もしなかった」(43歳・男性)

 ただ、挙げられた行為は騒ぐ、におい、席の占有、割り込みなど日本人による行為と中身は基本的に変わらないとはいえるが……。逆の立場で、自分が「迷惑をかけたかも」と思う経験についても聞いた。

JR東海は「お互いを思いやる気持ちを持っていただくことも大切」

「リクライニングは後ろに人がいても声をかけずに倒しているが、嫌な人は嫌なのかな」(28歳・女性)

「大きいスーツケースを持っていたが、載せる棚がなく、通路に置くことになってしまった」(40歳・女性)

「新幹線で『551』を食べたこと」(30歳・女性)

「腹の調子が悪く、トイレを長時間独占してしまった」(50歳・男性)

「子どもが泣いてしまったのでデッキに行ったが泣きやまず、車両にも泣き声が聞こえていたかもと思うと申し訳ないと思う」(43歳・女性)

 ちなみに、受けた迷惑として「自分の指定席に先客がいたので退去するよう申し出たところ退去しなかった。

 その人の動画を撮って注意したらすぐに退いた」という少々強硬であまり褒められない解決策を取った67歳の男性は、こちらの質問に、「自分はルールやマナーを守るのでそういう経験はない」と答えている。

 JR東海によると、新幹線車内で起こる迷惑行為やトラブル全般に対し、「可能な限り車内巡回を行い、必要に応じてお声かけをさせていただいております」としたうえで、

「一般の公共スペースと同様に、お客様同士でマナーを守り、譲り合い、お互いを思いやる気持ちを持っていただくことも大切であると考えており、何かお困りのことがございましたら、車掌やパーサー、警備員へお申し出いただきますと幸いでございます」

 と言う。とかく話題となるリクライニング“声かけ”問題については、

「具体的なルールなどは設定しておりませんが、ご利用の際は、後ろのお席のお客様の様子にご留意いただくようご理解とご協力をお願いしております」

 ルールがないため注意しにくく我慢、最悪の場合トラブルが生まれる─とはいえないか。なお、身体の不自由な人が優先だが、授乳や体調不良の際に多目的室や業務用室の使用が可能。車掌やパーサーに申し出れば対応してもらえるという。

 乗客それぞれにも、そしてJRにも”事情”があるだろう。今日も新幹線は、それぞれの我慢を乗せて走っている─。