映画の現場では「ずっと下ネタをしゃべってました」と松坂桃李 撮影/伊藤和幸

 ハードな撮影が続いたが、現場は男だらけで、まるで男子校状態だったそう!

「ずっと下ネタをしゃべってましたね(笑)。撮影も夜遅くまでだったので、みんな変なテンションになってたのかな……? まるで中学生みたいでした」

 物語では、十勇士が一致団結し、徳川軍20万という大軍に立ち向かう。これまでに、仲間と一緒にひとつのことをやり遂げた思い出ってある?

「高校の文化祭で、僕のクラスは映画を作ることになったんです。僕、ジャンケンに負けて主役をやることになって。

 内容は男子高校生が保健室の先生に恋をするっていう話なんですが、その恋が成就して思いが叶ったとき、実はその先生が男だった……ていうオチだったんです(笑)」

 お客さんの反応はどうだったのだろう。

「恐ろしくつまらないものができあがったなと自分では思ってました(笑)。でも、それが意外と人気だったんですよ!」

 “ダメダメだった”という初演技だったが、今では舞台や映画で主演を張るほどに!

 同じ俳優の中で、男として惚れる先輩はいるのだろうか。

「僕が思う“ホンモノの男”っていうのは、渋く、色気があり、チャーミングである、というこの3つを兼ね備えている人だと思うんです。僕が“男が惚れる男”だと思ったのは映画『日本のいちばん長い日』でご一緒した本木雅弘さんですね」

 自分にはその3つの要素はあると思うか尋ねると、

「どれも足りてないです……。そこに行きつくにはもっといろいろなことを経験しなくちゃならないかと。修羅場を乗り越えてきた人の顔っていうのは、違うと思うんです。うーん……自分はまだ8パーセントくらいかな。デビューして8年目なので(笑)。ホンモノの男を目指して、まだまだ頑張ります!」