最後まで“ミスター”
一茂は『週刊新潮』が2013年5月に報じた記事に対し、名誉毀損で提訴していたが、2015年5月の証人尋問のため出廷した際には「もともと長嶋家はバラバラで、母の生前も6人が揃って旅行に行ったことも、食事だってそろってしたことは一度もないです」と、家族について衝撃的な証言をしたのだった。
「一茂さんが子供のころ、ミスターが球場に連れて行ったあと、試合後に忘れて帰ってしまったという笑い話がありましたが、あながち笑えるエピソードでもなかったようですね。茂雄さんの憔悴は、妻として、また母として長嶋家をずっと支えてきた亜希子さん(享年64)が2007年に亡くなったことも大きいでしょう」(前出・スポーツ紙記者、以下同)
ミスターが亡くなった今、子どもたちは改めて膝をつき合わせ、話し合う必要が出てきた。そんな一方、ネット上では長嶋さんの“最期”が話題になっている。
「長嶋さんの現役時代のポジションは三塁手で、背番号は3。偶然にも命日が3日であり、また享年が“野球”と重なる89歳であったことから、世間では驚きの声が寄せられています」
野球ファンからは、
《偶然とは思えない巡り合わせ。最後まで“ミスター”すぎる》
《長嶋さんらしい旅立ちというか…ご冥福をお祈りします》
《まさに野球を愛し、野球に愛された男。何かの運命なのかな》
といったコメントが。
今年3月には、東京ドームを訪れロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平と2ショット写真を撮るなど、元気な様子を見せていた長嶋さん。ミスターの栄光は、永久に不滅だ。