女性の気持ちがわかる美容師を増やしたい

ーー『こまどりの詩』は女性美容師の物語ですが、MAYUMI先生は、“世界でもまれな1億円プレーヤーの女性美容師”と言われています。

MA 美容師業界は今も昔も圧倒的に男性社会なんです。女性は辞めてしまうことも多くて。でも私は、女性の気持ちがわかる美容師の人口をとにかく増やしたいので、女性の美容師にもっと働き続けてほしいと願っているんです。私自身も年をとって初めて、加齢にともなう女性の髪の悩みが痛切にわかるようになりましたし。

桜沢エリカ、MISSESSENCEMAYUMI 撮影/矢島泰輔
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桜沢 白髪が増える、ボリュームやツヤがなくなるなど、加齢によって悩みが膨大に増えますよね。

MA そうです。エイジングによる変化に悩む女性は多いのに、現場の美容師は若い男性ばかり。大きなギャップがあるんです。

桜沢 確かに。MAYUMI先生のようなベテランの女性美容師さんって少ないかも。

MA 私は2018年は約3800人のお客様をカットしました。

桜沢 そんなにたくさん!今、MAYUMI先生にカットをお願いすると、おいくらなんですか?

MA 3万円です。私はいずれはさらに高額にしても、その価値があると支持される美容師を目指しています。美容師業界は今、切羽詰まっています。低賃金で、社会的地位も高くない美容師の世界を変えていきたい。今は、これからを担う美容師を育てることにも注力しています。美容師という仕事にワクワクしてほしい。そういう意味でも、『こまどりの詩』のような漫画が描かれたことに、感動しているんです。

桜沢 それは、私も頑張らないといけませんね。

MA ぜひ作品を通して、多くの方に、美容師という仕事の魅力を伝えていただけたら嬉しいです。四代目の茉莉花ちゃんも、これから頑張って!