東出の行動が常に矛盾する理由

 東出と唐田の関係は杏にバレてしまい、東出は「今後はもう(唐田と)会わないし、連絡もしない」と約束しています。ここで終わりにすればよかったのですが、東出が唐田に「会いたい」とメッセージを送ったことで、二人の関係は元に戻ってしまうのです。客観的に考えると、東出は唐田に心を持っていかれているような印象を受けるのですが、不倫がばれ、杏やお子さんと別居することになった際、東出の所属事務所は「今回の別居は離婚へ向かうものではなく、なんとか修復のステップを踏むための冷却期間と聞いております」と発表し、東出に離婚の意志がないことを表明したのでした。

 若い女優と不倫をする、でも妻も妊娠する。自分から不倫関係を解消する、でも、再び「会いたい」と連絡する。不倫関係が復活する、けれど、週刊誌にバレたら「離婚はしたくない」とコメントする。

 東出の行動は常に矛盾しており、妻、不倫相手のどちらの立場の女性も「この人はいったい何がしたいの?」と混乱してしまうでしょう。なぜこうも気分がコロコロ変わるかというと、東出は常に自分が中心にいて、愛情が注がれていなければ満足できないタイプだからではないでしょうか? 自分は愛さないのに、愛されたいのだとしたら、それは「最強のヤバ男」と言うしかないでしょう。

'18年の夏、大衆居酒屋で一般女性と楽しそうに飲んでいた東出。この後、ひとりの女性と夜の街へ…
'18年の夏、大衆居酒屋で一般女性と楽しそうに飲んでいた東出。この後、ひとりの女性と夜の街へ…
【写真】居酒屋でヘラヘラ笑いながら一般女性と“いちゃ飲み”する東出昌大

 東出の自分中心なスタイルは、今も変わらないようです。『週刊文春』10月21日号で、東出の新しい恋人の存在が明らかになりました。東出は一般人女性にベタ惚れで、彼女に近所に引っ越してくるように頼んだり、ロケ地に呼び寄せたりしているそうです。彼女も《5歳年上なのにまるで5歳児なのは、こうやって甘やかしてしまう私のせいでもある》と、甘えられてまんざらでもない様子。

 おそらく彼女は「東出が甘えてくるのは、それだけ愛されているのだ」と思っているのでしょうが、甘え上手の中には、単なる自分しか愛さない「最強のヤバ男」予備軍がいることも覚えていてほしいと思います。そこに気づかないでハイハイ言うことを聞いていると、いつのまにか「私ばっかり大変」な状況に陥ったり、心身の健康を害してしまう可能性もあります。

 自分に自信がない女性や、親が頼りにならない機能不全家庭に育ったために、物事をなんでも自分で解決するクセがついている女性、判断力がない女性がターゲットになりやすいので、自分があてはまっていないか考えてみてください。

 こんなふうに書くと、「甘えてくるオトコはヤバいのか」と怖くなってしまう人もいるかもしれませんが、甘えることは悪いことではなく、人間関係の妙味です。心理学では、人間関係はお互いが同じくらい甘えることが、二人の関係性をよくするとされています。こちらの言うことはスルーなのに、自分の言い分だけは通すなど、甘えのバランスがおかしくないかを考えてみましょう。「甘えん坊な彼」が、本当はあなたを苦しめる「最強のヤバ男」でないことを祈るばかりです。


<プロフィール>
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。『サイゾーウーマン』『週刊SPA!』『GINGER』『steady.』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。また、自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む男女の相談に応えている。2015年に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)を発表し、異例の女性向け婚活本として話題に。好きな言葉は「勝てば官軍、負ければ賊軍」