作品にも使える、とレコードプレーヤーを購入

中川大志(撮影/矢島泰輔)
中川大志(撮影/矢島泰輔)
【写真】中川大志、渾身の美麗ショット

 桜木輝彦による唄と殺しの華麗なるショーが繰り広げられる今作。11月6日には、桜木輝彦名義でレコードもリリースされる。1年半前からボイストレーニングに通い、準備を進めていた中川。音楽は昔から好きだったそう。

「ジャンルを問わず、音楽は何でも好きです。もちろん最近の音楽も聴きますが、両親の影響もあって昔の楽曲も好きなので、昭和歌謡にもなじみがあります。山口百恵さんとか新御三家(郷ひろみ、故・西城秀樹さん、野口五郎)とか。以前は、カラオケでも歌っていました」

 また最近、レコードプレーヤーを買ったそう。

「この作品のためとかではなく、もともと欲しかったので買ったんですけど。劇中で歌う楽曲が、昭和の時代のメロディーラインや雰囲気をもとに作られているので、インスピレーションのためにレコードで聴いたりしています

 レコードをかける作業も楽しいと言う。

「レコードを出して、セットして、針を落とすという作業をやったことがなかったので、それ自体がすごく新鮮で。手間がかかるのが逆に愛おしくて楽しいんです。“うわ、音が出た!!”って、それだけで感動できる、みたいな(笑)」

中川大志(撮影/矢島泰輔)
中川大志(撮影/矢島泰輔)

 公演は東京、福岡、大阪の順に、12月25日まで続く長丁場。

「この作品のために、トレーニングを増やしました。体力をつけるためというのもあるんですけど、鳴尾は身体を使って表現する役どころ。そういった面も想定しながら、身体が耐えられるように筋力トレーニングや体力トレーニングを行っています。

 ただ、身体的なトレーニングはいくらでもできるんですけど、生の舞台をこれだけの公演数やるのは初めてなので。2〜3時間の作品を長期間演じ続けるための、精神的な集中力や脳の体力の重要性も感じています。頑張らないと!!