タリウム殺人の被告も常連だった?

 知人の女子大生にタリウムを摂取させ殺害した容疑で3月上旬に逮捕された宮本一希被告(37)も、崎容疑者とつながっていて、

「相続した不動産の家賃収入だけで十分にやっていけるほど裕福だった宮本容疑者。『いづく』の常連だった可能性は高く、被害の女子大生を連れてきていたかもしれません」(同・関係者)

 まさかの偶然が起きていた同店は逮捕以降、閉店状態に。周辺を聞き込みするも、近隣の住民とはほとんど交流はなかったようである。

 容疑者は店と同じ中央区内の築15年、10階建てで家賃月12万円ほどのワンルームマンションに独り住まいをしていた。だが、その周辺でも彼の存在を知る住民は皆無だった。

 そこで容疑者の故郷・三重県津市を訪ねて、容疑者の人となりを追いかけた。実家の近所の住民は、

「楓真くんの家は祖父も割烹料理店をやっていたのよ。その後、楓真くんの父親は調理師専門学校を卒業して、40年前から居酒屋を経営しています」

 3代にわたる料理人の家系だった。

「料理人の父親、看護師で店も手伝う母親、兄、そして楓真くんの4人家族でした。母親も可愛らしい人だし、父親はかなりのイケメン。父親似の楓真くんもイケメンで、活発ないい子でしたよ」(近所の主婦)

 冒頭とは別の容疑者の中学校時代の同級生も、

「勉強は普通だったけど、運動神経はよかった。部活は陸上部で、短距離か長距離をやっていた。やんちゃなところもあったけど、みんなで和気あいあいとやれるいいヤツでね。礼儀正しく、真面目なところもあった」