「大谷選手は'16年2月に設立された会社の“取締役”になっています。所在地は東京の新橋にある雑居ビルですが、大谷選手の親族が名を連ねていて、代表取締役には岩手に住む両親が就いています」

 会社登記を確認すると、事業内容には《コンサルティング業務》《マネジメント業務》などが記されており、会社名には“一流の投手”を意味する「エース」という単語が含まれている。

気になる事業内容は

 大谷が日本ハムからエンゼルスに移籍したのは'17年12月のこと。メジャー挑戦の前年に、日本に会社を設立したのはなぜか。この会社の監査役を務める税理士の男性に話を聞いた。

「会社をつくる前から、知り合いの紹介で大谷さんの税理士をやっていました。その縁で監査役を務めていますが、私がやっているのは日本での残務処理など。事業内容のことはよくわからないし、彼の家族と付き合いはありません。国内外のCMやスポンサー契約にも携わっていませんよ。大谷さんにお会いしたのも、一昨年が最後。そのときはたまたま会っただけで、仕事の話はいっさいしていません」

 日本での仕事を請け負う会社ではない、とのこと。しかし、“エースの会社”の事業内容には《スポーツ施設、スポーツ教室等の経営、支援事業》の項目もあり、これが大谷の“夢”とリンクしてくる。

「大谷選手は高校時代に“25年分の未来予想図”を作っています。何歳でメジャーに挑戦するのか、結婚するのか、子どもをもうけるのかなど予想を立てており、40歳で引退するとしていました。引退後は“アメリカの野球システムを日本で紹介”“リトルリーグの監督”など、指導者になることも考えていたのです」(前出・スポーツ紙記者)