大野智を取り巻く環境も激変
アイドルではあるが、当時彼は34歳の立派な大人だ。恋愛はごく普通のことで、なぜファンに、そして世間に謝罪しなければならないのか……そんな思いを抱いても不思議ではない。さらに、会場では「裏切り者!」と書かれた団扇を掲げたファンもいたというから、自分の置かれている立場に嫌気がさすのは当然だろう。
「2019年、活動休止を発表したときの会見で、大野さんは休止を考え始めた具体的な時期について“だいたい3年くらい前から”と言ってました。その時期に何かしらの要因があったと考えたら、謝罪会見のことだと推察できます。それが、すべての根底にあるのだと思います」(ワイドショースタッフ)
そして、活動を休止している間に、彼らを取り巻く環境も大きく変わった。ソロ活動が軌道に乗ったメンバーは、グループとしての活動に対しモチベーションが上がらなくなったという。
「二宮和也さんは俳優としても活躍し、冠のついた番組も持っている。松本潤さんは俳優としてのポジションを築き、櫻井翔さんも今やキャスターとして活躍しています。実は、二宮さんも大野さんと同じような経験がありました。奥さんとの交際・結婚報道が出た時に反発するファンが多く、SNSが大荒れに。ファンの顔色を伺う必要がない俳優のほうがずっといいと思うようになったといいます。メンバーがグループとしての活動に積極的になれない以上、こうして活動終了を迎えるのも仕方ないことですね」(前出・スポーツ紙記者)