嫌いになれない変人キャラがハマり役に
3位は桑野信介。
『結婚できない男』(フジテレビ系/2006年)で演じた建築家役で、'19年に続編『まだ結婚できない男』が放送されている。
「とても整った顔で結婚できないとはまったく思えないが、この役のときは本当に結婚できそうにない人に見えて何回見ても笑えるし、感動もする」(福岡県・50歳・女性)、「たまにイヤなやつだけど、嫌いになれないキャラがいい」(青森県・40歳・女性)、「堅そうなイメージを持っていたが、コミカルで面白くギャップが最高だった」(千葉県・61歳・男性)と66票獲得。
「桑野の役柄がもう腹が立つ(笑)。夏川結衣さんが『あなたとしゃべってると会話のキャッチボールじゃなくドッジボールになってしまう』と言うセリフが出てくるけれど、まさにそう。イラッとさせ方が絶妙で、面倒くさい。変人役が似合ってました」
続編は13年後が舞台で、夏川演じる医師は大金持ちと結婚した、との設定で出番なし。桑野を取りまく女性キャストも一新された。
「やっぱり夏川さんとの丁々発止のやりとりがキモ。願わくば、夏川さんとのコンビをまた見たい。夏川さんはその後離婚し、桑野と再会して─なんて、第3シーズンでもう一度2人がタッグを組むのはどうでしょう?」

2位は桜木建二。
『ドラゴン桜』(TBS系/2005年・2021年)の主人公で、元暴走族で東大卒の弁護士役を演じた。
「迫力と説得力があり心に響いた」(神奈川県・51歳・男性)、「説得力あるセリフが演技とマッチしていた」(神奈川県・39歳・男性)、「破天荒ながら知的な役柄がカッコよく、阿部さんに似合ってた」(北海道・48歳・男性)と、93票獲得。
「決めゼリフが『バカとブスこそ東大に行け!』。このセリフは誰でも言えるものじゃない。暴走族のリーダーから弁護士、教師になったというあり得ない役柄だけど、阿部さんだとなんか納得しちゃいます。
あの濃い顔で『クソみてえな人生を変えられるのは自分しかいない』と言われると説得力がある」
'05年放映時は、山下智久、小池徹平、長澤まさみ、新垣結衣ら、後のスターが生徒役で出演している。
「阿部さんは共演者からもすごい信頼がある。長澤さんは阿部さんを尊敬していて、続編の出演をオファーされたとき、阿部さんがやるなら絶対やると言ったそうです。続編まで16年空いたけど、人気は変わらず、最高視聴率は20%超え。テレビ離れが進んだこの時代、すごい数字でした」