「答えになっていない答え」

【そうですね、え〜、アマチュア相撲というのが84カ国というものが登録されてまして、実際に年に1回、世界大会も行われています。そこに25から30カ国が参加しております。そこの先にはワールドゲーム、コンバートゲームがあります。

 ここにも相撲が、国際大会に出ております。もっといえば、世界に150ヵ国に“横綱”が、チャンピオンがあります。そういったベースがあるもとで日本相撲連盟、国際相撲連盟とも連携して、今活動しているところであります】

 AP通信記者の問いに「答えになっていない答え」で、答えを濁した白鵬氏。すぐに司会者が「ありがとうございます。他にご質問のある方は〜」と、これ以上の追加質問を受け付けずに次の質問に写ったのだった。

 6月10日、AP通信によって配信された同記者の執筆記事では、白鵬の退職までの経緯と会見での模様が伝えられた後、次の言葉で結ばれている。

《大相撲は非常に厳格なルールと伝統を重んじており、そのために他のトップ力士も大相撲以外でのキャリアを求めることもある》