牛乳の8大効果
(1)骨や歯を丈夫にする
骨や歯は新陳代謝によって分解と再生を繰り返して強くなるが、その際に必要なカルシウムが豊富に含まれている。骨粗しょう症になりやすい更年期の女性の強い味方でもある。
(2)筋肉をつくる
筋肉の材料となる2種類のタンパク質が豊富に含まれている。タンパク質が多い食品をとることで筋肉の成長と補修を促し、筋肉量の低下を防止することが可能に。
(3)腸内環境を整える
牛乳に含まれる乳糖は腸内の善玉菌のエサとなり、善玉菌が増えると悪玉菌の増殖が抑制され腸内環境が整う。その結果、栄養の吸収率がよくなり身体はより健康に。
(4)血圧を調整する
ミネラルの一種であるカリウムがナトリウムの排出を促すことで血圧を調整する。また、コレステロールの働きによって血管が強くなり、血管の収縮を防ぎ血流がスムーズに。
(5)ストレスを緩和
ストレスを軽減する神経伝達物質のひとつである「セロトニン」の材料・トリプトファンが神経の働きを正常化する。不安や緊張をやわらげストレスを軽減し、気分の安定をサポート。
(6)睡眠の質を高める
牛乳に含まれる必須アミノ酸の一種・トリプトファンはセロトニンの材料に。セロトニンが生成された14~16時間後に眠りをもたらすホルモン「メラトニン」がつくられる。
(7)食べすぎ防止
牛乳に含まれるタンパク質の一種・カゼインは消化・吸収がゆっくりなため、摂取すると長時間、満腹感が続くという特徴があり、食べすぎ防止に役立つ。
(8)美肌効果
エネルギー代謝に必要なビタミンB2とビタミンB12によって肌のターンオーバーが促進される。正常なターンオーバーが健康な皮膚をつくり、シミやくすみを防ぐ。
意外なおいしさ!牛乳サイダー
和田先生の夏のおすすめは、炭酸水やサイダーと牛乳を1:1で割る飲み方。炭酸のシュワシュワッとした感じと牛乳の組み合わせは意外と新鮮。「夏に牛乳はまったりしていて重たい」と感じる人でもとても飲みやすく、口の中に清涼感が広がります。無糖の炭酸水でも、少し甘みのあるサイダーでもよく合います。味変を楽しんで飲みましょう。
夏バテにも牛乳が効く
暑さで脱水状態になると、ナトリウムやカリウム、マグネシウムといった電解質が失われ、疲労感が続いたり血圧の急激な変動が起こるなど、身体に大きな負担がかかる。脱水症状の対策として大切なのは水分と電解質を同時に補うこと。電解質が含まれている牛乳は夏バテ対策にも有効だ。