日々の意識で口もとはグッと変わる
口もとの若見えには「普段から意識して過ごすことが大切」と鈴木さん。
「70代や80代でも口もとが若々しい方は笑顔が多い印象です。口角が下がらないよう、日頃から口角を意識して上げるようにしましょう。唇をすぼめたり巻き込むクセも老け見えするので気をつけましょう」
鈴木さんが実践するオススメのケアも教わった。
「目尻の笑いジワは素敵ですが、口もとの縦ジワは少しでも防ぎたいですよね。縦ジワがある方の口もとはたいてい皮膚が硬くなっているので、日々、唇周りをマッサージしてほぐします」
シャープな印象も大切。
「フェイスラインや頬も朝晩、リンパを流してもたつきを解消。50歳を過ぎたらぜひ習慣化してほしいです」
ケア1:口角は常にギュッと上げる
「人と話している間だけでなく、テレビやネットなどを見ているときも意識的に口角を上げる習慣を」。口角が下がっている人は筋肉が硬くなりがちなので、最初は鏡を見ながら練習を。
(1)慣れない人は意識するために口角に軽く指を添えて
(2)上にギュッと口角を上げる。頬も一緒にグッと上げて
ケア2:頬肉をギュッと引き上げてたるみを改善
「ほうれい線が深い人は頬が硬い人が多い」と指摘する鈴木さん。スキンケアで肌を整えたら、鼻からこめかみに向かって頬を持ち上げるように肌を滑らせて、リンパの滞りを流す。
(1)クリームなどを塗ってから、鼻の両脇に手を添える
(2)こめかみに向かって2~3回程度、やさしくなで上げる

ケア3:リンパを流してフェイスラインすっきり
朝晩のスキンケアの最後に。耳の下から鎖骨にかけてマッサージでリンパを流すことで、硬くなりがちな筋肉のコリがほぐれ、顔の下半分のもたつきやたるみがスッキリ改善。
(1)摩擦を防ぐために必ずクリームなどをつけてから行う
(2)耳の下から鎖骨に向かって上から下にやさしく手を滑らせる

ケア4:リップのザラつき、縦ジワはマッサージでオフ
「唇のケアは、唇の境目までしっかり行うことで縦ジワを予防します」。クリームや美容液を使ってマッサージしてほぐすことで、皮膚の硬さやたまった角質のザラつきを解消。
(1)唇を横に開いてのばしてからクリームなどを塗り込む
(2)上唇の境を端から端までやさしくくるくるマッサージ
