愛子さまの来県を待ちわびる声

 愛子さまにとって初めての長崎県ご訪問とあって、現地では早くも来県を待ちわびる声が上がっている。

 長崎市で生まれた三田村静子さんは3歳のときに爆心地からおよそ5kmの自宅で被爆。闘病生活を続けながらも、紙芝居を通じて自身の被爆体験を伝える活動をしている。

1996年、長崎市の平和公園を訪れ、戦没者に花を手向けられた両陛下(当時は皇太子ご夫妻)
1996年、長崎市の平和公園を訪れ、戦没者に花を手向けられた両陛下(当時は皇太子ご夫妻)
【写真】大阪万博視察時に“初のスタイル”でご登場された愛子さま

「自分の被爆体験を子どもたちに伝えたいと思い、活動を始めました。今年は戦後80年ということもあって、本当に忙しい日々で……。長崎だけでなく、国内外のさまざまな場所で講話をしました。この節目に両陛下、そして愛子さまがいらっしゃることは、とってもいいことですし、喜ばしいことです。

 上皇ご夫妻や両陛下、愛子さまは物語や本がお好きと伺いました。いつか私の紙芝居を見ていただける機会があったら、それ以上にうれしいことはありません」(三田村さん)

 長崎を拠点に、証言活動をする被爆者の支援や、高齢となった被爆者の証言を伝承する伝承者の育成などに取り組む公益財団法人「長崎平和推進協会」で専務理事と事務局長を務める中川正仁さんも、ご一家の来県に喜びを語る。

「両陛下のご来県は前々から発表されていたので、心からお待ちしていました。後から愛子さまもお越しになるとの発表があり、大変うれしい思いでした。皇室の方々は毎年、長崎に原爆が投下された8月9日に、お祈りを捧げていらっしゃると聞きます。

 被爆80年という節目に、原爆の惨劇に思いを寄せて来県くださることは、私を含む協会関係者一同、大変ありがたく思っています。被爆者とも懇談されるということで、ぜひ元気づけていただきたいです」