3人それぞれが主役級の活躍を見せているのは、その関係性が影響している。
3人の共通点
「メジャー1年目の佐々木投手を、先輩である大谷選手や山本投手がサポートしていました。2月のキャンプ中は、2人が佐々木投手に声をかけてチームになじみやすくしていました。大谷選手は佐々木投手に“うまく投げられなかったりするけど、そこは慣れ”とアドバイス。佐々木投手が右肩を痛めたときには、2024年に同じ右肩をケガした山本投手が助言をしていました」(前出・スポーツ紙記者、以下同)
日本人“3兄弟”の長男・大谷は、自分なりのコミュニケーションで“弟”たちをかわいがっているようだ。
「よく愛のあるイジリをしていますね。3月に東京ドームで行われた開幕戦の裏側を大谷選手がインスタグラムに投稿。身長193cmの大谷選手と192cmの佐々木投手、178cmの山本投手が並んで歩いていると、大谷選手は山本投手に“一番面白いのは、座っていたら(座高が)同じくらいで、立ったらめっちゃ小さくて”とイジって周囲は爆笑していました。ケガで離脱していた佐々木投手には“早く投げんかい!”とハッパをかけていました。関係性ができているというのが前提ですが、大谷選手流のコミュニケーションなのでしょう」
二刀流の大谷を含めて“投手”という共通点があるが、プライベートでも、あることで通じ合っている。
「3人とも愛犬家なんです。大谷選手のデコピンは有名ですが、山本投手は昨年夏に保護施設を訪れ、一目ぼれした犬を家族として迎え入れています。2月のキャンプではデコピンと一緒に遊んでいました。佐々木投手も実家で“ラム”という名前のトイプードルを飼っています。1月の入団会見では、その愛犬がプリントされた靴下をはいていたことも話題になりました」
ドジャース連覇のカギを握る“サムライ三英傑”。日本人3人が世界一を争うチームの中心選手として活躍していることに、前出の村上さんはこう話す。
「うれしいですね。日本人がメジャーリーグの主力になるとは、昔は誰も思っていなかったでしょう。それだけ日本人の技術や体力、考える力が上がっているということ。アメリカや中南米のメジャーリーガーを追い越しているような気もします」
3人の絆が2年連続の栄冠をもたらすか――。











