目次
Page 1
ー 寒い冬こそ「最初から汚さない!」が鉄則
Page 2
ー 「切らない」「とがない」便利食材の活用がカギ
Page 3
ー 島本さん厳選!時短アイデア
Page 4
ー 本間さん厳選!時短アイデア

 季節を問わず面倒な、ごはん作りや後片づけ。中でも冬はキッチンが冷え込み、水も冷たいので、家事の手間を減らしてキッチンに立つ時間も短縮したい。

 そこでラク家事アドバイザーの島本美由紀さんと、知的家事プロデューサーの本間朝子さんに冬の台所仕事を劇的にラクにするアイデアを教えてもらった。

寒い冬こそ「最初から汚さない!」が鉄則

 島本さんが「便利なグッズを活用するのがポイント」と推すのはクッキングシート。

「使い切れなくて余らせがちなアイテムですが、ちょっとした『面倒くさい』を解消するのに便利。混ぜご飯を作るときにボウルに敷いて、その上でご飯と具を混ぜれば、米粒がくっつかず洗うのもラク。おにぎりを握るときもこれで握れば熱くなく、シートにくっつきにくいので続けて何個も握れます」

 一方、本間さんも洗い物を減らすグッズとしてまな板シートの活用を提案する。

「肉や魚を切るときにまな板にシートを敷けば衛生的ですし、使い捨てなので洗う手間も解消。ニンニクなどのニオイや、にんじんなどの色のつきやすいものを切るときにも便利です」

 湯せん調理やレンジ加熱もできると巷で話題のポリ袋「アイラップ」もオススメ。

「ボウル代わりに使って、そのまま冷凍保存も可能。手も調理器具も汚れません。時短のコツは『汚したら洗う』ではなく『最初から汚さない』発想で考えることです」(本間さん)

冬の定番「鍋料理」はハサミだけで完結
冬の定番「鍋料理」はハサミだけで完結

 この「汚さない」発想のもと、おふたりともなるべくまな板や包丁を使わないアイデアを駆使。肉や魚はトレイの上でカット、野菜も手でちぎるかハサミでカットし、極力洗い物を減らす工夫を徹底。

「冬に出番の多い鍋料理も、ハサミだけあれば作れます。調味液を鍋に入れたら、トレイの上で切った肉や魚を入れて、ちぎるかハサミで切った白菜や春菊、キノコを入れ、豆腐も手でちぎるか、スプーンですくって入れればOK」(島本さん)