“孤独”を楽しみながらも「脱・孤立」の心がまえ
孤立は認知症などのリスクを高める。遠くの親戚より近くの他人。
ご近所さんや趣味の仲間と楽しくつながりをもとう
孤立しない生き方のカギは、日々の“つながり力”。小さな関わりを重ねることで、心も身体も元気に保て、もしものときも安心。おひとりさまこそ日常に楽しい“つながり時間”を取り入れることが、豊かで安心な毎日につながる。
解決するためのポイントをチェック
1:ひきこもらず1日数分でも外出しよう
定期的に人と触れ合う機会があれば、仮に認知症による変化があっても早期に気づける。ご近所付き合いや、地域のコミュニティー、ボランティア活動、日々の買い物などで、人目に触れる機会を積極的につくろう。
2:月に1度でも友人を家に招く
部屋の状態は、その人の心を映す鏡。体調の悪化や認知症による変化によって、部屋の中や冷蔵庫が物であふれることがある。月に1度でいいので、友人や知り合いに自宅に遊びに来てもらい、様子を確認してもらおう。
3:人間関係も「生前整理」&大切な人との縁は切らない
上手におひとりさま生活を送る人には、計画的に生前整理をして、生活をコンパクトにしていく人が多い。自分の負担となる人間関係も整理しつつ、しかし、「大事にしたい人との縁」は見極めて、大切に継続していこう。
4:困ったら行政や病院に臆せず相談を
おひとりさま生活を楽しむには、誰かとつながっておくことが欠かせない。その誰かは、かかりつけ医や行政でもOK。おひとりさま生活は、「孤独は適度に楽しみながら、孤立はしない」ことがとても大切。
エンディングノートは「自分の情報管理ノート」
エンディングノートというと、身構えてしまう人でも、「自分の情報管理ノート」だと思えば、気軽に取り組めるのでは。家族と暮らしていても、お互いの口座の暗証番号などを知らない人は多いはず。
もしものときのために、自分の基本情報や、延命治療の有無、財産や資産の情報、死後の事務を委任したい人の連絡先、葬儀やお墓の要望などを書いておこう。何度書き直しても大丈夫。
ノートはどんなものでもかまわないが、エンディングノートとして作られているものには記入欄があるので、項目に沿って記入していけば、必要なことをしっかり書き出せる。
教えてくれたのは……山村 秀炯さん●株式会社GoodService代表。遺品整理、生前整理事業のほか、親族や友人に頼れない、頼りたくない「おひとりさま」という生き方を尊重し、おひとりさまを支えるサポート事業も行う。著書に『おひとり老後の安心便利BOOK』(内外出版社)、『老後ひとり暮らしの壁』(アスコム)がある。
取材・文/満留礼子(羊カンパニー)












