いつかはされる側「介護」を自分事として考えておく

かかりつけ医をもち地域包括支援センターを活用しよう

 自力で生活ができなくなったとき、その後、どんなふうに暮らしていきたいのか、また、自分なりの理想の生活をするにはどうすればいいのか、元気なうちに計画しておくことが大切。

解決するためのポイントをチェック

1:地域包括支援センターに相談する

 介護について知りたいときや、介護が必要かなと思ったら、まずは近くの地域包括支援センターに相談しよう。高齢者やその家族、地域に暮らしている人の介護や日常生活に関する悩み、心配事の相談を受け付けている。

2:介護施設は元気で動けるうちに探す

 自分に合う介護施設を選ぶには、実際に自分で足を運び、スタッフや入居者の様子を見学することが大事。スタッフが仕事に追われて余裕がなさそうなど、複数の施設を回ることで気づくこともある。施設の見当がついたら、成年後見人などのキーパーソンにもそのことを伝えておこう。

3:要介護度が高くなったら転居の心づもりを

 住み慣れた家で長く暮らし続けたいと思うものだが、自分1人で食事や排せつが難しくなったら、介護施設に入所することも考えておく必要がある。身の回りの物の整理には時間がかかるので、体力的な余裕があるうちに少しずつ取り組んでおこう。

地域包括支援センターとは?
 保健師や看護師、社会福祉士、ケアマネジャーなどが配置され、専門的なアドバイスが受けられる。介護施設を探したいときや入院時の身元保証人がいないといった介護以外の相談もできる。2024年4月時点で、全国に5451か所※4設置されている。

かかりつけ医をもとう

 要介護認定を受けるには、かかりつけ医に「主治医意見書」を書いてもらう必要がある。例えば、骨折がきっかけの場合なら、どのように治療やリハビリをし、どれくらいの介護が必要なのかを判断してもらう。

 そのとき、“今は1人暮らしをしていて、サポートする人は近くにいない”など、元気なときから診てもらっていて、さらに自分が置かれている状況もよくわかっているかかりつけ医に判断してもらえれば、より自分に合った介護サービスにつながりやすくなる。