また、“おひとりさま”を心地よく生きる極意として、豊かさや幸せの“自分なりの基準”を持つことの大切さを語る。
遅すぎるということはない
「何が“正解”で、何が“間違い”なんてありません。何に幸せを感じるかは自分次第。何かを始めるのに年齢は関係ないし、遅すぎるということもありません」
折原さん自身、いまもやりたいことは尽きないという。
「インテリアコーディネーターの資格を取ることや、動物に関わるコミュニティーをつくりたいですね。あとは、SNSだけでなく、より多くの方に自分の文章を届けたく、日々の日記やエッセイのようなことを投稿するプラットフォームの『note』で発信しようと企画中です」
思い立ったら、まず始めてみる。その行動力が、折原さんの世界を広げてきた。
「もちろん失敗もありますよ。八ヶ岳でカフェを開いたこともありますが、投資額がかさんで結局は閉店しました。でも“ま、いいか”が私の口癖であり、ポジティブマインドの原点。命に関わるようなことでなければ、たいていは何とかなります。“ま、いっか”と、口にするだけで気持ちが軽くなって、深刻になりすぎずに前へ進む力をくれるんです」
“おひとりさま”はひとりの人間として「どう生きたいかを大切にする姿勢を指す言葉とも言えますね」と折原さん。毎日の暮らしを楽しむ生き方からは、そんな力強いメッセージが伝わってくる。
折原みと著『60代バツなしおひとりさま、毎日ごきげん暮らし』(KADOKAWA)漫画家・折原みとさんによる、誰にも縛られず、自分を大切にしながら毎日を機嫌よく過ごすための知恵と前向きな気づきを綴った一冊
取材・文/小林賢恵
おりはら・みと 1985年に少女漫画家デビュー後、小説家としてもデビュー。『時の輝き』などのミリオンセラーを生み出した人気作家。エッセイ、料理本、ドッグカフェ経営など、多彩なジャンルで幅広く活躍。











