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高市首相の選挙第一声は、維新の吉村洋文代表(左)と藤田文武共同代表に挟まれ“両手に花”でアクセル全開(1月27日、東京・秋葉原) 写真/共同通信
高市首相の解散権発動による衆院選は、2月8日の投開票に向けて激戦の真っただ中。自民・維新と最大野党の中道の対決がヒートアップする裏には、したたかな計算が透ける。各政党は、私たちの関心ある分野で何を訴え、どのように国民生活を変えるつもりなのか。公約の気になるポイントをチェックすると―。
民主主義の精神がわかっていない選挙
「自民党と日本維新の会で、なんとしても過半数を取らせてください。挑戦しない国に未来はありません。インド太平洋の輝く灯台として、日本が素晴らしい国だねと仰ぎ見られる存在であるように、そういう日本をつくりたい」
1月27日、自民党総裁の高市早苗首相は東京・秋葉原の街頭演説でそう訴えた。髪の毛を染めていると明かし、美容院はお金がかかるため自宅で毛染め剤を愛用しているとして、
「毛染め剤を塗り切った瞬間に大地震がきたら、洗い流せず私はどうやって逃げるんだろうと考えています」
と続けた。話の結末は、首都直下型地震に備え、木造住宅密集地や老朽化した集合住宅・上下水道の対策事業に責任を持って投資するという“危機管理”のアピールだった。
立憲民主党と公明党で組んだ新党・中道改革連合で共同代表を務める野田佳彦氏(68)は、選挙戦第一声に青森県弘前市をあえて選んだ。積雪約1メートル弱の豪雪地帯の百貨店前でマイクを握り、氷点下のなか
「なんでこの時季に解散なのかな。この雪道を通ってきて改めて思いました。雪だらけの難路を歩きながら投票所に行く。お年を召した方も、障がいのある方にとっても、とても大変なことじゃありませんか。民主主義の精神がわかっていない選挙だと思います」
と真冬の解散を批判。
















