恩師から応援されるのは、上坂も同じようだ。彼女が通っていた座間市立栗原中学校で、当時校長を務めていた椚弘之さんは、上坂について“とても目立つ子”だったと振り返る。
小学校のころから児童会長を務めていた上坂樹里
「彼女は小学校のころから児童会長を務めていたこともあって、中学の入学式で新入生代表として挨拶をしたんです。そのとき、大勢の前にもかかわらず、原稿を見ずに自分の言葉で堂々とスピーチしていたと記憶しています。当時から表現力や舞台度胸のようなものがあったのでしょう」
学校外で芸能活動をしていたものの、教師側としては安心して見守ることができたという。
「教師からすれば、芸能活動で学校生活によくない影響が出てほしくないというのが本音です。しかし、上坂さんはとても控えめな性格で、周りの生徒とも普通に接するいい子でした。ご両親がしっかりした方で、活動の報告も学校側にしてくださっていましたから、多くの教師が彼女の芸能活動を応援していました。3年生のころ、彼女が火災予防運動ポスターのモデルに選ばれて、学校に貼り出したのですが、直筆サインを書いてもらったのはいい思い出です」(椚さん、以下同)
そんな上坂は、周囲の後押しもあって生徒会長にも抜擢され、そこでもリーダーシップを発揮したという。
「上坂さんの在学中にコロナ禍に入ってしまい、学校内では常にマスクを着用するなど、あらゆる感染症対策が取られる不安定な時期でしたが、上坂さんは生徒たちをまとめてくれましたね。
この期間に開かれた体育祭は、保護者を入れずに開催することになったのですが、上坂さんが教師やPTAとの橋渡し役になってくれたおかげで、無事に学校行事として成功しました。そんな優等生でしたから、今回の朝ドラで主演すると聞いても納得でしたし、うれしかったですよ」
異なる道を歩みながら朝ドラで重なった2人。ここから、どんな新風を巻き起こしてくれるのか─。
高倉文紀 女優・男優評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などで俳優・アイドルの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにもコメントを多数提供

















