2つの落とし物の“異なる性格”
今回の事件が人々の注目を集めたきっかけは、結希さんが使っていたランリュックが行方不明になってから6日後に発見されたことだろう。そして、その2週間後には本人のものと見られる靴が見つかっている。中島さんは、この2つの遺留物には異なる性格があると話す。
「ランリュックについては、いつ警察に見つかるかわからない状態で自分が持っていることが苦しくなったのではないかと思います。証拠となるランリュックを早く手放したかった。処分に困って、遺棄したのかなと。
または、投棄されていた場所は京丹波につながる道なので、家出や誘拐だと思わせたかった可能性もあります。数日間捜索して出てこなかったものが、その捜索の翌日に突然発見されるのは不自然としか言いようがありません。現在、“被疑者ではない親族”が発見したという報道ですが、身内が見つけるのも違和感がありますよね」
一方、靴の発見の背景には犯人の焦る心情が垣間見えるという。
「靴については捜査の攪乱だと思います。わざと警察に見つけてもらうために、遺体を移動する際に靴だけそこにおいて、そちらに注目が集まるようにしたのでは。子どもの靴のような小さい品は、少し地面を掘って埋めればすぐにはわかりません。それをわざわざ靴2足を地面に置いておくというのは、要は見つけてほしかったと。靴が発見された場所は死体を遺棄した場所からもかなり離れていました。警察が靴を見つけたら、その周辺を血眼になって捜索するだろうと推測したんでしょうね」
ただし、警察の目はそこまで甘くないと中島さんは指摘する。
「私はこの靴が2足見つかった瞬間に、ここの周辺には遺体はないなと思いました。なぜかと言うと、遺体を埋めたのであれば、わざわざあの靴を地面に置く必要はないじゃないですか。例えば“遺体を運んでいたときにポロっと靴が脱げた”という状況を想定したとしても、2足同時にきれいに脱げることはありえないですから」

















