高市首相の変節
高市首相の変節をどう見るべきなのだろうか。
「それまで日本の武器輸出は原則禁止とされてきました。それを条件付で容認したのは、高市首相が政治的な『師』と仰いでいた安倍晋三元首相。そこから2024年、岸田文雄内閣が紛争中のウクライナに殺傷能力のない装備の提供を可能にするなど、内閣ごとに“段階的”に全面解禁へと傾いていった経緯がある。
今回の決定は、歴代政権の判断が積み重なった結果ともいえますが、武器輸出全面解禁に踏み切った高市首相の責任は重いと言わざるを得ないでしょう」
今年3月には、公明党から「なぜ撤廃なのか」と追及を受けた際、宮沢喜一元首相が外務相時代の「兵器の輸出で金を稼ぐほど落ちぶれていない」という発言を引き合いに出される場面もあった。
これに対し高市首相は「産業につなげ、お金を稼ぐことが落ちぶれたことだとは思わない」と反論している。平和国家の理念と、厳しくなる安全保障環境のバランスが問われている。

















