さらに、投資の名目で自身の貯金をすべて現金で渡してしまったという。銀行との手続きも軽い雰囲気の中で行われ、重大な契約であるという認識が薄かったようだ。
「“僕の預けている海外口座は金利が高い”など甘い言葉に乗せられてしまいました。しかも“送金だと手数料が高いから”と言われ、各銀行を巡ってすべてのお金を引き出してしまったんです」
結婚後、Aさんは自宅にもほとんど帰ってこなかったため、2人で話し合う機会もほぼなかった。常に第三者が同席し、金銭問題を直接ぶつけることができないようにされていたのだ。
「違和感を抱えながらも誰にも相談できず、精神的に追い詰められていきました。離婚できたとしても、連帯保証人が外れるわけではない。でもこの状況を脱するためには離れることがいちばんだと考えました。思い切って父親に打ち明け、弁護士を立てて別居に踏み切ることになりました」
極限状態の中で死を考えたこともあったというが、
「弁護士が“死んでしまったら家族に負担が及ぶ”と私のために嘘をついてくれたことで、踏みとどまることができました」
冷蔵庫を部屋に置かない生活へ
それでも、新居には冷蔵庫を含め、家具がない状態が続いた。
「仕事が忙しいことで、部屋を整えることができませんでした。何より、3億円の負債があるので、何かを買うこともなくなり節約に徹することにしたんです。会社に出社すれば、冷たいお水を飲むことができるので、冷蔵庫もしばらくは必要なかったですね」
日々の生放送をこなす中、だんだんカメラに映ることがつらくなってきたという。
「カメラの前では意識をして、口角を上げるように頑張っていましたが、常に顔が暗い表情になってしまうんです。マツコ・デラックスさんが私を心配して、声をかけてくれたこともありました」
別居から離婚へと決意を固め、意を決してAさんと話し合いをすることに。
「2人で会うのにTBSの近くのカラオケボックスを選びました。中には監視カメラもついていますし、何かあったときのために、父にもスタンバイしてもらっていたんです。絶対離婚しないと言われると思ったんですが、意外にすんなり、離婚届に判を押してもらうことができました」

















