入浴効果を高めてくれる入浴剤

 対策に有効なのが、入浴剤を活用したバスタイム。

「入浴にはさまざまな健康効果がありますが、その中でも血流促進効果は疲労の解消に最適。全身の細胞に酸素や栄養が届けられ、老廃物や疲労物質が排出されやすくなります。これによりだるさや疲労感の軽減が期待できます。また、ストレスホルモンのコルチゾールを減らし、セロトニンの分泌を促し、リラックス効果も期待できます」

梅雨ダルの原因は自律神経の疲労※写真はイメージです
梅雨ダルの原因は自律神経の疲労※写真はイメージです
【写真】温泉に行けないときは手作りで!「長生き入浴剤」の作り方

 こうした入浴の健康効果をさらに高めてくれるのが、早坂先生おすすめの入浴剤だ。

「まずは炭酸系入浴剤。血管を拡張して血流改善効果を高めるので、疲労解消に最適です。ラベンダーやウッド系など好きな香りのアロマ入浴剤や、梅雨のジメジメを吹き飛ばして爽快気分を味わえる、メントール成分配合のクール系入浴剤もリラックス効果を高めます」

 さらに皮膚の汚れを落とす重曹系入浴剤も、スッキリとした湯上がり感が楽しめて梅雨時季にも取り入れやすい。

「女性の場合は、ホルモンの乱れによって梅雨の不調が起きているケースもあるので、ホルモン分泌を整えてくれる漢方系入浴剤も試してみてください」

 入浴は、夜であれば副交感神経を優位にする40度のお湯で10分、就寝90分前までに済ませるのが理想的。

「暑い日はぬるめの38度でもOK。炭酸入浴剤を使えば、ぬる湯でも血流改善効果を補えます。湯船につかる時間がないときは、手浴や足浴でも効果は期待できます」

 ただし、朝に入浴する場合は交感神経を優位にしたいので、お湯の温度は少し熱めの42度が目安。

「シャワーの場合は、血流改善こそ期待できませんが、交感神経を優位にする意味では有効です。42度以上で2~3分以上、浴びましょう」

 また、温冷交代浴も交感神経への切り替えに効率的。40度のお湯に3分つかったあと、20~25度の水道水を手足にかける、というサイクルを3回繰り返す。

「夜は、ぬるめの湯船で血流改善、朝は熱めの湯で交感神経のスイッチをオンにするのが、梅雨だる解消のコツです。入浴時はたくさん汗をかくので、入浴の前後にコップ1~2杯の水分補給を忘れずに。食前食後すぐの入浴は消化に負担をかけるため、30分ほど空けるのがおすすめです」

 その日の体調や気分に合わせて、好みの入浴剤を活用してみてほしい。