目次
Page 1
ー 意識・メイク・ケアで口もとから若々しく
Page 2
ー お悩み1「ほうれい線隠しには小鼻の横に光を仕込む」
Page 3
ー お悩み4「やせた唇にはあえてぼかしてティントを塗る」
Page 4
ー 日々の意識で口もとはグッと変わる
Page 5
ー 鈴木さんオススメ「リップアイテムの選び方」

 

「鼻の下が長くなった」「唇のボリュームが減った」「口角が下がって不機嫌顔に」……口もとのお悩みはなぜ生まれるのだろうか。

意識・メイク・ケアで口もとから若々しく

まず、顔の筋肉が衰え、皮膚の緩みやたるみが進むことが原因で口角が下がり、人中(鼻の下の溝)ものびて口周りがもたついてきます。

 さらに、加齢による顔の骨の萎縮で、鼻の穴や小鼻の広がりを招き、頬も下がってほうれい線が深くなる。歯茎もやせてくるので上唇が薄くなり、それが縦ジワの原因にもなるのです

 そう話すのは、東京・巣鴨のシニア世代専門写真館のメイクアップアーティストで、日々多くのシニアと向き合う鈴木みほさん。

 口もとの老け見えの原因は一つではなく、さまざまなことが連動した結果起こると話す。そんな人こそ口もとのメイクを意識してほしいと指摘。

「口もとをあまり目立たせたくないという意識からか、ナチュラルな口紅を選ぶ方が多いですが、顔の下半分の余白が増えるからこそ、発色のいい口紅などで血色を補い、ツヤとハリ感をプラスすることで若々しい印象になります

 今回は、いつものメイクにほんのひと手間加えるだけで見違える口周りのメイクテクを教えてもらった。

「唇は“メイクした感”が出やすく、難しいメイクテクニックも不要なパーツ。さらに色をのせると気持ちも明るくなります。口もとをおろそかにすると恐ろしい勢いでそこから老化が進みますから、まず、口紅から意識してみましょう

大人女子の“口もと”悩み
□たるみによる口角下がり
□ほうれい線
□唇のふちの縦ジワ
□唇のボリューム感
□人中が長くなる
□唇のくすみ、シワ